オキュパイ運動における集会、総会

去年の夏、突如はじまったオキュパイ運動は、世界中に広がった。その前のエジプトなどの中東革命に影響をうけたものである。日本は、福島原発事故があり、脱原発運動がはじまっているという特殊性があるけれど、日本にも飛び火していることはまちがいない。

アメリカのオキュパイ運動の文書を読んで気がついたことがある。それは、こまめに集会、総会を開いているということだ。ただ占拠しているのではなくて、メンバーで集会を開いているのだ。つまり、占拠者による集会が行われていて、それが決定の場であるのだ。一部の占拠責任者がいて、その人達が決めて、あとは連絡がくるというのではない。

ネットでも、この点に注目して、パリ・コミューンソビエトとの類似性を言うものがちらほら見られるようになった。
コミューンはそれ自体が議会だった。ソビエトも同じだった。

案外、オキュパイ・ウオールストリートの仕掛け人たちは、エジプトの革命が真に成功するには、西欧先進国での革命の成功が不可欠だとみなしているのかもしれない。かつて、ロシア革命を生き延びさせるには、ドイツ革命が不可欠と思われたように。

これに似た状況は日本にあるかと思ったら、杉並の脱原発デモの準備集会の模様が素人の乱の松本さんによって伝えられていて、これはそれ的かな、と思った。