おとなり日記の効用

はてなには、おとなり日記という便利なしくみがある。日記を書くと、その日記の中に出てくる言葉と共通の言葉が出ている日記を教えてくれるというしくみだ。共通単語が多いものが選ばれる。機械的なものだから、実際にいってみると全然関係のないものだったりすることもあるが、大抵は、自分の書いたことに関連した日記やブログが出てくる。自分の意見と正反対のものも出てくるが、いずれにしても参考になる。
  ブログ゜というものが、多くの人に見てもらうことをメインにしているとするなら、ボクの日記はそうではない。自分でこれだ、と考えたことを主として自分に確認するために書くものだ。トラックバックとか、コメントとか、ブログ的な道具を使っていないのは、他人に発信することより、自分のために書く(見られていやなわけではない)からだ。それと、ボクのような民主主義や平和主義の見解は、インターネット上ではネット右翼によって攻撃されることが多く、今までも沢山のサイトが破壊されてきたのを見てきたので、そういうことは避けたいという臆病さもある。
 だから、自分の書いたことを考え直す上で、はてなおとなり日記というしくみはとてもありがたいのである。他の人の見解に触れられる。
 実は、おとなり日記を通じて、「フクダユウイチはすこぶる低調」というブログの存在を知った。学生で、平和主義の見解の持ち主である。彼は、どうやらつい最近インターネットを始め、ブロガーになった人らしいが、2チャネラー(ほとんどが東京裁判冤罪説に立ったネット右翼のようだ)の荒し攻撃にあっていて、負けることなく戦っている。そのねばり強さに感服した。アラシ対策に時間をとられ、大変のようだが、自分の言論の場を守ることに全力を尽している。このブログから、同様な見解のブログに「愛と平和」というブログ(カレンさんが開いている)があり、こちらもネット右翼のあらし攻撃にあいながら、負けずにやっていることを知った。
 衆(徒党)を頼んでのアラシ攻撃に対する処し方では異なる二つのブログだが、最近の分を読むかぎり、共通点がある。自分の見解を発信するだけでなく、自分のブログがどのような形で攻撃されているか、自覚してそれもブログで発信していることである。個人の考え、個性を発信する場として、自分のペースをくずしていない。それは、攻撃者に確実に影響をあたえているように思える。
 菅井は、その志、ここごく最近にこうしたブログが起ち上がったこと、そして存在しつづけていることにはげまされている。 がんばってほしい。

 karenさんのブログ「愛と平和」
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